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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 病理検査
病理診断における免疫組織化学の応用
著者: 加藤良平1
所属機関: 1山梨医科大学第2病理
ページ範囲:P.780 - P.781
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免疫組織化学は,抗体が特定の物質(抗原)に結合する性質(抗原抗体反応)を利用するもので,目的とする物質に対する抗体を動物あるいは細胞を用いて作製する.その抗体にマーカー(蛍光色素,酵素など)を標識し,そのマーカーを発色させることにより間接的に特定の物質を組織切片上で検出する方法である(図1).現在,極めて多数の物質に対する抗体が市販されており,組織あるいは細胞に含まれる病理診断上重要な物質を組織切片上で鋭敏かつ特異的に検出することが可能である.
免疫組織化学は,抗体が特定の物質(抗原)に結合する性質(抗原抗体反応)を利用するもので,目的とする物質に対する抗体を動物あるいは細胞を用いて作製する.その抗体にマーカー(蛍光色素,酵素など)を標識し,そのマーカーを発色させることにより間接的に特定の物質を組織切片上で検出する方法である(図1).現在,極めて多数の物質に対する抗体が市販されており,組織あるいは細胞に含まれる病理診断上重要な物質を組織切片上で鋭敏かつ特異的に検出することが可能である.
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