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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 機能検査とDNA診断 機能検査

ICG排泄試験(インドシアニングリーン排泄試験)

著者: 井上和明1 与芝真1 関山和彦1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院消化器内科

ページ範囲:P.792 - P.794

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検査の目的・意義
 ICG(indocyanine green)は血中に注入されると,大半がα1リポ蛋白と結合し,肝外で代謝・排泄をほとんど受けることなく,肝細胞内でも抱合を受けずに胆汁中に排泄される.日常臨床においては簡便なために,15分後の血中停滞率(ICGR15)が汎用されている.同時にICGの血漿消失曲線よりICG血漿消失率(KICG)も求められる.
 この検査を行う目的は,急性肝炎の回復の判定や,慢性肝疾患の診断と予後判定,肝切除の術前の予備能判定などにおいてである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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