文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
機能検査とDNA診断 機能検査
文献概要
検査の目的・意義
ICG(indocyanine green)は血中に注入されると,大半がα1リポ蛋白と結合し,肝外で代謝・排泄をほとんど受けることなく,肝細胞内でも抱合を受けずに胆汁中に排泄される.日常臨床においては簡便なために,15分後の血中停滞率(ICGR15)が汎用されている.同時にICGの血漿消失曲線よりICG血漿消失率(KICG)も求められる.
この検査を行う目的は,急性肝炎の回復の判定や,慢性肝疾患の診断と予後判定,肝切除の術前の予備能判定などにおいてである.
ICG(indocyanine green)は血中に注入されると,大半がα1リポ蛋白と結合し,肝外で代謝・排泄をほとんど受けることなく,肝細胞内でも抱合を受けずに胆汁中に排泄される.日常臨床においては簡便なために,15分後の血中停滞率(ICGR15)が汎用されている.同時にICGの血漿消失曲線よりICG血漿消失率(KICG)も求められる.
この検査を行う目的は,急性肝炎の回復の判定や,慢性肝疾患の診断と予後判定,肝切除の術前の予備能判定などにおいてである.
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