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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 機能検査とDNA診断 機能検査
PFD試験
著者: 加嶋敬1 細田正則1 山根行雄1
所属機関: 1京都府立医科大学第3内科
ページ範囲:P.795 - P.797
文献購入ページに移動膵疾患の診断や重症度判定を行う際には,膵機能を評価しなければならない.特に慢性膵炎では膵実質の脱落,線維化,膵管系の変化などにより,膵液量,膵液中の膵酵素,重炭酸塩の分泌低下が起こり,膵外分泌機能低下が診断根拠の一つとなる.
膵外分泌機能検査法としては,被検者への侵襲が少なく,操作も簡便で短時間にでき,かつ障害の程度を正確に把握できる方法であることが理想である.また,診断確定後においても治療効果の判定,膵障害の進展の有無について経時的に反復施行でき,再現性や感受性に富むことも要求される.しかし,現時点ではそれらの条件をすべて満足させる検査法は存在しない.
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