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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 気管支喘息の薬物療法のポイント

気管支喘息の管理—step up,step downのタイミング

著者: 長坂行雄1 大川健太郎1 中島重徳1

所属機関: 1近畿大学医学部第4内科

ページ範囲:P.2308 - P.2310

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ポイント
●ガイドラインでは慢性期の喘息治療を軽症(step1),中等症(step2,3),重症(step4)の4段階に分けて考える.
●週に2〜3回以上の発作による気管支拡張薬の頓用が必要な状態ではstep upする必要がある.各stepでの治療が十分行われているか確認したら,step upは速やかに行う.
●発作がほとんどない状態が3か月続けばstep downする.これは慎重に行う必要がある.また,一気に1段階毎にstepを落とさないで,ゆっくり行う.
●治療にあたっては,吸入ステロイド薬は非常に有効ではある.しかし,比較的コンプライアンスが悪いので常に服薬状況にも気を配る.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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