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文献概要
今月の主題 呼吸器薬の使い方 気管支喘息の薬物療法のポイント
漢方方剤による治療法
著者: 江頭洋祐1
所属機関: 1公立玉名中央病院内科
ページ範囲:P.2320 - P.2322
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●漢方薬は随証治療,つまり患者の体質(暑がり,寒がり),体力(充実,虚弱)とその時点での気血水の偏りなどを参考にして処方を選ぶという原則がある.
●喘息に対しては,発作時には麻黄剤(麻杏甘石湯,小青竜湯,他),慢性期には主として柴胡剤(柴朴湯,小柴胡湯,他)を適用することが多いが,虚証の喘息には補益剤,補腎剤が有用である.
●漢方薬の効果はすぐには現れないので,少なくとも2週間以上は続けてみて,効果が実感できるときは長く服用を続けるのがよい.
●漢方薬は随証治療,つまり患者の体質(暑がり,寒がり),体力(充実,虚弱)とその時点での気血水の偏りなどを参考にして処方を選ぶという原則がある.
●喘息に対しては,発作時には麻黄剤(麻杏甘石湯,小青竜湯,他),慢性期には主として柴胡剤(柴朴湯,小柴胡湯,他)を適用することが多いが,虚証の喘息には補益剤,補腎剤が有用である.
●漢方薬の効果はすぐには現れないので,少なくとも2週間以上は続けてみて,効果が実感できるときは長く服用を続けるのがよい.
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