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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 気管支喘息の薬物療法のポイント

β刺激薬による吸入療法

著者: 菊谷健彦1 森田寛1

所属機関: 1東京大学医学部物療内科

ページ範囲:P.2333 - P.2335

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ポイント
●吸入方法としては,定量噴霧式吸入器(MDI)とネブライザー(エアコンプレッサーもしくは超音波によるもの)に大別される.
●β刺激薬としてはβ2選択性の高いものであり,また持続時間の長いものが開発されている.
●近年の国際喘息委員会報告やわが国の「アレルギー疾患治療ガイドライン」において,β刺激薬の吸入療法は軽症から重症に至るまでの重要な治療法として位置づけられているが,その使用法としてはいわゆるregular useよりも必要時に使用することが推奨されている.また,喘息の炎症論をふまえて,その回数が1日に3〜4回を越えるときには,気道炎症のコントロールのために吸入ステロイド導入などにより治療をstep upすることが提案されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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