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文献概要
今月の主題 呼吸器薬の使い方 気管支喘息の薬物療法のポイント
β刺激薬による吸入療法
著者: 菊谷健彦1 森田寛1
所属機関: 1東京大学医学部物療内科
ページ範囲:P.2333 - P.2335
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●吸入方法としては,定量噴霧式吸入器(MDI)とネブライザー(エアコンプレッサーもしくは超音波によるもの)に大別される.
●β刺激薬としてはβ2選択性の高いものであり,また持続時間の長いものが開発されている.
●近年の国際喘息委員会報告やわが国の「アレルギー疾患治療ガイドライン」において,β刺激薬の吸入療法は軽症から重症に至るまでの重要な治療法として位置づけられているが,その使用法としてはいわゆるregular useよりも必要時に使用することが推奨されている.また,喘息の炎症論をふまえて,その回数が1日に3〜4回を越えるときには,気道炎症のコントロールのために吸入ステロイド導入などにより治療をstep upすることが提案されている.
●吸入方法としては,定量噴霧式吸入器(MDI)とネブライザー(エアコンプレッサーもしくは超音波によるもの)に大別される.
●β刺激薬としてはβ2選択性の高いものであり,また持続時間の長いものが開発されている.
●近年の国際喘息委員会報告やわが国の「アレルギー疾患治療ガイドライン」において,β刺激薬の吸入療法は軽症から重症に至るまでの重要な治療法として位置づけられているが,その使用法としてはいわゆるregular useよりも必要時に使用することが推奨されている.また,喘息の炎症論をふまえて,その回数が1日に3〜4回を越えるときには,気道炎症のコントロールのために吸入ステロイド導入などにより治療をstep upすることが提案されている.
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