文献詳細
今月の主題 呼吸器薬の使い方
慢性閉塞性肺疾患と気管支拡張症
文献概要
ポイント
●慢性湿性咳嗽を呈する患者(いわゆる慢性気管支炎患者)の大半は副鼻腔異常を伴う副鼻腔気管支症候群患者である.
●患者自身はしばしば副鼻腔異常に気づいていないので,詳細な問診,理学所見,画像検査が必要である.
●副鼻腔気管支症候群に対してはエリスロマイシン少量長期投与という確立された治療法があるが,何らかの理由でエリスロマイシンが投与できない場合にはニューマクロライドを用いる.
●治療初期に低用量オフロキサシンをエリスロマイシンに併用することにより,早期の臨床症状の改善が得られる.
●慢性湿性咳嗽を呈する患者(いわゆる慢性気管支炎患者)の大半は副鼻腔異常を伴う副鼻腔気管支症候群患者である.
●患者自身はしばしば副鼻腔異常に気づいていないので,詳細な問診,理学所見,画像検査が必要である.
●副鼻腔気管支症候群に対してはエリスロマイシン少量長期投与という確立された治療法があるが,何らかの理由でエリスロマイシンが投与できない場合にはニューマクロライドを用いる.
●治療初期に低用量オフロキサシンをエリスロマイシンに併用することにより,早期の臨床症状の改善が得られる.
掲載誌情報