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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 慢性閉塞性肺疾患と気管支拡張症

慢性気道炎症性疾患の増悪防止のための抗生物質の使い方

著者: 吾妻安良太1 工藤翔二1

所属機関: 1日本医科大学第4内科

ページ範囲:P.2369 - P.2371

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ポイント
●びまん性汎細気管支炎(DPB)は難治性の慢性気道感染症であり,炎症の遷延化により予後不良な疾患であったが,エリスロマイシン(EM)少量長期療法により,この10年間に生存率は著しく向上した.
●EM療法の臨床評価の指標として労作時呼吸困難,喀痰量,胸部X線所見,PaO2,1秒量,CRP,寒冷凝集素価(CHA)の7項目が用いられるが,これらはEM療法によりいずれも改善がみられる.
●EMの作用としては,①ムチン産生抑制作用,②好中球に対する抑制効果,③リンパ球の活性化抑制とマクロファージ分化促進作用,などが考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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