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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

今月の主題 呼吸器薬の使い方

慢性閉塞性肺疾患と気管支拡張症

気管支拡張症の薬物療法

著者: 木原令夫1

所属機関: 1木原病院呼吸器科

ページ範囲:P.2373 - P.2375

文献概要

ポイント
●本症の治療の基本は,できる限り健康な人と同様の生活を過ごさせることにある.
●気道の浄化を計るべく病巣の部位に応じた体位排痰法を行い,さらに痰の性状に見合う去痰薬を内服あるいは吸入で用いる.
●気道分泌を抑制する目的で,インドメサシンの吸入療法やエリスロマイシンの少量長期投与が有効な場合もある.
●軽症例であっても感染時には抗生物質の投与が心要であるが,むやみに長期使用しないようにする.炎症所見をチェックしながら終了時期を決めることが肝要である.
●予後は比較的良好な疾患であるが,中には慢性呼吸不全に陥る例もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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