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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 呼吸器感染症の薬物療法

肺結核・非定型抗酸菌症

著者: 網谷良一1 久世文幸1

所属機関: 1京都大学胸部疾患研究所感染・炎症学,第1内科

ページ範囲:P.2392 - P.2394

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ポイント
●肺結核の初回治療では初回化学療法の標準方式に則り,病状に応じて,INH,RFPの2剤併用,あるいはこれらを含む3(〜4)剤併用(併用薬剤については本文参照)を6〜12カ月間行う.
●耐性や副作用でINH,RFPのいずれか一方または両者が使用できない場合は,他の感受性薬剤に変更したうえで,少なくとも3剤併用をより長期間(通常1.5〜2年前後)継続する.
●結核の再治療では耐性検査成績を十分参考にして使用薬剤の選択を行い,長期間(通常2〜3年)継続する.
●肺MAC症は個々の抗結核薬に対して感受性が低いため,抗結核薬の多剤併用で対処する.
●M. kansasii症に対してはRFPを含む抗結核薬3剤併用が高率に奏効する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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