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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 アレルギー性・間質性肺疾患の薬物療法

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

著者: 大塚英彦1 秋山一男1

所属機関: 1国立相模原病院臨床研究部内科

ページ範囲:P.2402 - P.2403

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ポイント
●アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)は決して稀な疾患ではなく,かつ非可逆性の組織障害をきたすため,早期診断,早期治療が必要である.
●急性期の治療は気管支拡張薬,去痰薬に加えて副腎皮質ホルモンの全身投与を行う.
●粘液栓の治療に対し,気管支鏡を用いた抗真菌剤の局所注入や洗浄も行われる.
●抗真菌剤の吸入療法が行われることがあるが,抗真菌剤の全身投与は一般的には行わない.
●慢性期の治療の基本は急性増悪の予防であり,血清学的パラメーターの上昇が見られるときにはステロイド剤の増量を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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