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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 アレルギー性・間質性肺疾患の薬物療法

サルコイドーシスの薬物療法の実際

著者: 舛谷仁丸1 露口泉夫2

所属機関: 1大阪府立羽曳野病院呼吸器科 2大阪府立羽曳野病院第5内科

ページ範囲:P.2412 - P.2414

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ポイント
●サルコイドーシスに対して確実に有効な薬はステロイド剤のみであり,その短期効果は著しい.
●しかし,サルコイドーシスに対するステロイド治療は,歴史的にみてその適応や考え方は大きく変ってきている.当初,ステロイド治療はその有効性が強調されたが,その後減量,中止に際して再燃し,再増量を余儀なくされ,離脱困難となった症例が多く,長期的に見ればステロイド治療は結局自然治癒を妨げたにすぎない結果となってしまうことがしばしば経験された.
●現在では,ステロイド治療の対象は,自然治癒傾向の認められない症例に限定すべきとされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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