文献詳細
文献概要
今月の主題 呼吸器薬の使い方 心因の関与する呼吸器疾患
過換気症候群の薬物療法
著者: 永田頌史1
所属機関: 1産業医科大学産業生態科学研究所精神保健学
ページ範囲:P.2421 - P.2423
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●発作時に投与する抗不安剤は高力価で短期作用型が望ましく,発作間歇期に予防目的で用いる抗不安剤は中〜長期作用型が望ましい.
●必要に応じて抗うつ剤,β遮断剤の併用を行う.
●薬物療法と同時に,病態の説明や紙袋呼吸法など発作時の対処法を指導することによって予期不安を減らす工夫も大切である.
●以上の処置でも症状のコントロールができない症例や,背景に心理社会的問題がある例では心理療法が必要である.
●発作時に投与する抗不安剤は高力価で短期作用型が望ましく,発作間歇期に予防目的で用いる抗不安剤は中〜長期作用型が望ましい.
●必要に応じて抗うつ剤,β遮断剤の併用を行う.
●薬物療法と同時に,病態の説明や紙袋呼吸法など発作時の対処法を指導することによって予期不安を減らす工夫も大切である.
●以上の処置でも症状のコントロールができない症例や,背景に心理社会的問題がある例では心理療法が必要である.
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