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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 薬物療法からのターニングポイント

在宅酸素療法

著者: 原英記1 坂谷光則1 上田英之助1

所属機関: 1国立療養所近畿中央病院第2内科

ページ範囲:P.2430 - P.2432

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ポイント
●肺気腫や肺結核後遺症では生命予後の改善が期待できる.
●肺癌症例では,家族と一緒の時間が増えることが利点である.
●在宅酸素療法(HOT)の適応の決定は本文中の表1により行うが,病院内における酸素療法ではなく在宅であることを考慮し,症例にそった細かい配慮が必要である.
●II型呼吸不全症例では,高炭酸ガス血症によるナルコーシスの危険があり,注意して開始し観察する.
●呼吸器感染症で状態の急変が起こりやすいので注意する.
●睡眠時に低酸素血症をきたす患者には就寝時だけのHOT適応もあるが,文献的には連続吸入のほうが予後改善が優れていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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