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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器薬の使い方 薬物療法からのターニングポイント

補液—特に喘息発作との関係から

著者: 中島宏昭1 野口久1

所属機関: 1昭和大学医学部第1内科

ページ範囲:P.2434 - P.2435

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ポイント
●喘息発作では症状が急激に悪化することがあるので,血管確保のためにも補液が必要である.
●喘息発作では全身の皮膚からの発汗と過呼吸による肺からの不感蒸泄のため脱水が生じ,痰が濃縮されて喀出されにくくなる.このため呼吸困難がいっそう増強するので,補液で脱水を是正しなければならない.
●発作が重積してくると,呼吸性のアシドーシスのためのCO2ナルコーシスに陥り意識を消失することがある.このため補液により血液のpHを調節する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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