文献詳細
文献概要
今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩 Editorial
わが国における狭心症の諸問題
著者: 中野赳1
所属機関: 1三重大学医学部第1内科
ページ範囲:P.2512 - P.2514
文献購入ページに移動ポイント
●狭心症の成因について,形態学的変化から生化学的変化,分子レベルまで解明しようと試みられている.
●粗死亡率が戦後増加したが,1975年以降は横ばいである.しかし,血清コレステロール値は増加しており,発生率の増加が予想される.
●CABG,PTCAの出現とともに,治療は格段の進歩をみせたが,それに伴い医療費も高騰している.特にnew deviceといわれるDCA,stentは非常に有力な治療法だが,高額である.
●日本人に最も適した狭心症の治療は,いまだ模索の段階である.
●狭心症の成因について,形態学的変化から生化学的変化,分子レベルまで解明しようと試みられている.
●粗死亡率が戦後増加したが,1975年以降は横ばいである.しかし,血清コレステロール値は増加しており,発生率の増加が予想される.
●CABG,PTCAの出現とともに,治療は格段の進歩をみせたが,それに伴い医療費も高騰している.特にnew deviceといわれるDCA,stentは非常に有力な治療法だが,高額である.
●日本人に最も適した狭心症の治療は,いまだ模索の段階である.
掲載誌情報