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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻13号

1994年12月発行

文献概要

今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩 成因

動脈硬化の発症機序

著者: 小山則行1

所属機関: 1

ページ範囲:P.2522 - P.2524

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ポイント
●動脈硬化症に認められる内膜肥厚形成には,中膜平滑筋細胞の内膜への遊走,内膜での増殖,細胞外マトリックスの合成が重要である.
●病巣形成の初期には,内皮細胞・血小板・マクロファージから平滑筋細胞の遊走因子・増殖因子などの刺激因子が分泌され,また内膜肥厚が進行する過程で,内膜の平滑筋細胞から同様の因子が分泌され病巣形成を促進している.
●高脂血症など動脈硬化症の危険因子は,内皮細胞や単球・平滑筋細胞に作用して平滑筋細胞の遊走・増殖を間接的に亢進させることにより,病巣形成を促進している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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