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今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩 Conventional Therapy
亜硝酸薬の有用性と問題点
著者: 木之下正彦1
所属機関: 1滋賀医科大学第1内科
ページ範囲:P.2579 - P.2581
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●硝酸薬は狭心症,急性心不全,急性前壁梗塞,急性高血圧,冠動脈造影時の冠攣縮緩解に有効である.
●硝酸薬の頻回,大量投与は耐性が生じやすい.
●耐性には血行動態耐性と生化学的耐性がある.
●血行動態耐性には神経体液因子の亢進,循環血漿量増加が関与する.
●耐性の回避には,無硝酸薬期間を置く間欠療法が現時点では最良の方法とされるが,その際硝酸薬の単独療法は勧められない.
●硝酸薬は外因性のNO(一酸化窒素)のドナーとして有望である.
●硝酸薬は狭心症,急性心不全,急性前壁梗塞,急性高血圧,冠動脈造影時の冠攣縮緩解に有効である.
●硝酸薬の頻回,大量投与は耐性が生じやすい.
●耐性には血行動態耐性と生化学的耐性がある.
●血行動態耐性には神経体液因子の亢進,循環血漿量増加が関与する.
●耐性の回避には,無硝酸薬期間を置く間欠療法が現時点では最良の方法とされるが,その際硝酸薬の単独療法は勧められない.
●硝酸薬は外因性のNO(一酸化窒素)のドナーとして有望である.
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