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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻13号

1994年12月発行

文献概要

今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩 Conventional Therapy

Ca拮抗薬の有用性と問題点

著者: 堀正二1 駒村和雄1 鎌田武信1

所属機関: 1大阪大学医学部第1内科

ページ範囲:P.2587 - P.2589

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ポイント
●Ca拮抗薬は冠攣縮性狭心症だけでなく,労作性狭心症にも有効である.
●Nifedipineの抗狭心症作用は冠動脈拡張作用が強く,diltiazemやVerapami1では心筋酸素消費量の抑制が大きい.
●Nifedipineとβ遮断との併用は両者の有利な作用(降圧と徐拍化)が強調されるが,diltiazemやVerapamilとβ遮断との併用は徐脈性不整脈・心収縮力抑制を認めるので注意を要する.
●Digitalis製剤と併用すると,digitalis血中濃度の上昇を招くことがあるため注意を要する.
●Cimetidineとの併用でnifedipine,verapamil,diltiazemの血中濃度上昇が認められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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