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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻13号

1994年12月発行

文献概要

今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩 Conventional Therapy

狭心症と運動療法

著者: 吉田秀夫1 道場信孝1

所属機関: 1帝京大学医学部第3内科(市原病院)

ページ範囲:P.2604 - P.2605

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ポイント
●運動療法は狭心症治療の第一選択ではなく,矯正可能な冠動脈病変に対する修復が十分に行われており,かつ薬物療法や非薬物療法によって安定状態にあるものを対象とするが,開始に際しては虚血や心機能,合併症や併存する疾患などが適切に評価されていなければならない.
●運動処方の内容は運動の強度,頻度,持続時間,種類,環境条件を含むが,最も重要なのは運動強度の設定であり,安全で効果的な動的運動が勧められる.
●狭心症患者ケアの目標は,身体適性の回復と維持および向上,さらに生活習慣の変容によって危険因子を矯正するとともに,QOLを高く維持することにあり,運動療法はこれらに対する有力なアプローチの一つと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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