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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻13号

1994年12月発行

文献概要

今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩 Conventional Therapy

狭心症と不整脈治療

著者: 井上博1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第2内科

ページ範囲:P.2606 - P.2608

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ポイント
●狭心症患者では各種の不整脈がしばしば合併し,時に治療上問題となる.
●両者は,①不整脈による狭心症発作の誘発,②狭心症発作に伴う不整脈(異型狭心症では失神や突然死の原因となり得る),③抗狭心症薬による不整脈の悪化(特にβ遮断薬やCa拮抗薬による徐脈性不整脈),④徐脈の治療による狭心症の増悪,という形で互いに関係し合うことがある.
●臨床上主に問題となるのは,上記②の場合であるが,この場合は狭心症の治療を第一義とする.
●頻脈性不整脈と狭心症を併せ持つ例には,β遮断薬やCa拮抗薬がよい適応となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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