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文献概要
今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩 Conventional Therapy
狭心症と不整脈治療
著者: 井上博1
所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第2内科
ページ範囲:P.2606 - P.2608
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●狭心症患者では各種の不整脈がしばしば合併し,時に治療上問題となる.
●両者は,①不整脈による狭心症発作の誘発,②狭心症発作に伴う不整脈(異型狭心症では失神や突然死の原因となり得る),③抗狭心症薬による不整脈の悪化(特にβ遮断薬やCa拮抗薬による徐脈性不整脈),④徐脈の治療による狭心症の増悪,という形で互いに関係し合うことがある.
●臨床上主に問題となるのは,上記②の場合であるが,この場合は狭心症の治療を第一義とする.
●頻脈性不整脈と狭心症を併せ持つ例には,β遮断薬やCa拮抗薬がよい適応となる.
●狭心症患者では各種の不整脈がしばしば合併し,時に治療上問題となる.
●両者は,①不整脈による狭心症発作の誘発,②狭心症発作に伴う不整脈(異型狭心症では失神や突然死の原因となり得る),③抗狭心症薬による不整脈の悪化(特にβ遮断薬やCa拮抗薬による徐脈性不整脈),④徐脈の治療による狭心症の増悪,という形で互いに関係し合うことがある.
●臨床上主に問題となるのは,上記②の場合であるが,この場合は狭心症の治療を第一義とする.
●頻脈性不整脈と狭心症を併せ持つ例には,β遮断薬やCa拮抗薬がよい適応となる.
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