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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻2号

1994年02月発行

今月の主題 内分泌疾患診療と研究の最前線

甲状腺疾患—遺伝子解析とその応用

甲状腺ホルモン不応症と甲状腺ホルモン受容体遺伝子

著者: 中村浩淑1

所属機関: 1浜松医科大学第2内科

ページ範囲:P.291 - P.296

文献概要

ポイント
●甲状腺ホルモン不応症は,先天性のT3レセプター異常症で,T3濃度に見合った組織の反応性がみられない.
●T3レセプターはR×Rとヘテロダイマーを形成し,TREに結合して転写活性を促進する.
●甲状腺ホルモン不応症患者から,T3レセプターβ1遺伝子異常が同定されている.異常部位はT3結合領域に限局し,2カ所の“hot spot area”に集中している.
●下垂体型不応症からも,全身型不応症でみられるのと類似の遺伝子異常が発見された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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