icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina31巻2号

1994年02月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患診療と研究の最前線 甲状腺疾患—診断法の進歩

結節性甲状腺腫の穿刺細胞診断

著者: 福内敦1 小原孝男2

所属機関: 1三井記念病院乳腺内分泌外科 2東京女子医科大学内分泌外科

ページ範囲:P.315 - P.317

文献購入ページに移動
ポイント
●穿刺吸引細胞診は,甲状腺結節の診断を確定し,治療法を選択する際に欠かせない方法である.
●乳頭癌,未分化癌,悪性リンパ腫など,それぞれ特徴的な細胞所見がある病理組織型は診断が容易である.濾胞腺腫と濾胞癌との鑑別は困難なことが多い.
●臨床的に良性結節と診断でき,細胞診も良性の場合,圧迫などによる症状のない大部分は手術せず経過観察してもよい.
●DNA ploidityの異常や癌遺伝子の検索を,細胞診により術前に施行できれば,適切な治療法の選択に役立つかもしれない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?