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今月の主題 内分泌疾患診療と研究の最前線 副甲状腺・代謝性骨疾患—遺伝子解析とその応用
副甲状腺機能の調節と副甲状腺ホルモン遺伝子
著者: 岡崎具樹1
所属機関: 1東京大学保健センター内科
ページ範囲:P.335 - P.338
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●生体の血清Ca濃度は極めて狭い一定の範囲に維持されている.この恒常性の維持のために,副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌に対する,血清Caによる厳密な負の制御機構が存在する.すなわち,生理的なセットポイント濃度からわずかに逸脱した血清Ca濃度に対して,PTH分泌は劇的に逆方向の制御を受ける.
●この分泌制御に関わる細胞膜上のCaセンサー蛋白がクローニングされた.
●血清(細胞外)Caと活性型ビタミンDは,それぞれ別個の,PTH遺伝子上の特定のDNAエレメントといくつかの転写因子の相互作用を介して,本遺伝子の転写抑制をも担う.
●生体の血清Ca濃度は極めて狭い一定の範囲に維持されている.この恒常性の維持のために,副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌に対する,血清Caによる厳密な負の制御機構が存在する.すなわち,生理的なセットポイント濃度からわずかに逸脱した血清Ca濃度に対して,PTH分泌は劇的に逆方向の制御を受ける.
●この分泌制御に関わる細胞膜上のCaセンサー蛋白がクローニングされた.
●血清(細胞外)Caと活性型ビタミンDは,それぞれ別個の,PTH遺伝子上の特定のDNAエレメントといくつかの転写因子の相互作用を介して,本遺伝子の転写抑制をも担う.
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