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文献概要
今月の主題 臨床医のための血液疾患の理解 貧血への対応
貧血が急速に進行するときの鑑別
著者: 田口博國1
所属機関: 1高知医科大学第3内科
ページ範囲:P.496 - P.499
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●貧血が急速に進行するときには,原因が出血か,産生の低下か,破壊の亢進(溶血)かを考える.
●白血球や血小板に異常が見られない場合は,網状赤血球数が正常であれば出血性貧血,著増していれば溶血性貧血を考えて鑑別をすすめる.
●白血球や血小板に異常があるときは,網状赤血球数が正常であれば,他にDICの所見があるかどうかにより鑑別をすすめる.網状赤血球数が低下していれば,再生不良性貧血,白血病,MDS,癌の骨髄転移を考えて,次に骨髄像から検査をすすめる.
●貧血が急速に進行するときには,原因が出血か,産生の低下か,破壊の亢進(溶血)かを考える.
●白血球や血小板に異常が見られない場合は,網状赤血球数が正常であれば出血性貧血,著増していれば溶血性貧血を考えて鑑別をすすめる.
●白血球や血小板に異常があるときは,網状赤血球数が正常であれば,他にDICの所見があるかどうかにより鑑別をすすめる.網状赤血球数が低下していれば,再生不良性貧血,白血病,MDS,癌の骨髄転移を考えて,次に骨髄像から検査をすすめる.
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