文献詳細
文献概要
今月の主題 臨床医のための血液疾患の理解 貧血への対応
自己免疫性溶血性貧血の診断と治療
著者: 藤井寿一1
所属機関: 1東京女子医科大学輸血部
ページ範囲:P.500 - P.502
文献購入ページに移動ポイント
●自己免疫性溶血性貧血とは,何らかの原因により赤血球に対する自己抗体が産生され,赤血球寿命の短縮をきたす疾患である.
●自己抗体の種類により温式抗体によるもの,冷式抗体によるもの,およびその混合型に分けれれる.
●一般に,温式抗体によるものは単に自己免疫性溶血性貧血と呼び,冷式抗体によるものには寒冷凝集素症と発作性寒冷ヘモグロビン尿症とがある.
●確定診断は直接抗グロブリン試験による自己抗体の証明によりなされる.
●治療の第一選択はステロイド剤で,第二選択として摘脾術あるいは免疫抑制剤がある.
●自己免疫性溶血性貧血とは,何らかの原因により赤血球に対する自己抗体が産生され,赤血球寿命の短縮をきたす疾患である.
●自己抗体の種類により温式抗体によるもの,冷式抗体によるもの,およびその混合型に分けれれる.
●一般に,温式抗体によるものは単に自己免疫性溶血性貧血と呼び,冷式抗体によるものには寒冷凝集素症と発作性寒冷ヘモグロビン尿症とがある.
●確定診断は直接抗グロブリン試験による自己抗体の証明によりなされる.
●治療の第一選択はステロイド剤で,第二選択として摘脾術あるいは免疫抑制剤がある.
掲載誌情報