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今月の主題 臨床医のための血液疾患の理解 貧血への対応
腎性貧血とエリスロポエチン
著者: 遠藤一靖1 宍戸友明1 阿部圭志1
所属機関: 1東北大学医学部第2内科
ページ範囲:P.514 - P.516
文献購入ページに移動●透析期腎不全患者の貧血に対するエリスロポエチン(rhEPO)の投与は,本邦で実用化され,すでに3年が経過し,現在では約4万人以上の患者で投与が行われていると推定される.
●rhEPOは100%に近い貧血の是正,飛躍的なQOL向上をもたらし,副作用の少ないことより,透析期腎性貧血の革命的治療薬となっている.
●保存期腎不全患者でも効果の検討が進んでおり,その有効性が明らかになっている.
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