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今月の主題 臨床医のための血液疾患の理解 多血症へのアプローチ
二次性多血症とその治療
著者: 貞森直樹1
所属機関: 1長崎大学医学部原爆後障害医療研究施設内科
ページ範囲:P.524 - P.526
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●二次性多血症は,何らかの基礎疾患に伴ってエリスロポエチンの産生が高まった結果起こる疾患で,生理的・代償的に産生される場合と,病的に産生される場合がある.前者は組織の低酸素状態の場合で,後者は腎臓の局所性低酸素血症やエリスロポエチン産生腫瘍などによる.
●相対的多血症や真性多血症との鑑別には,循環赤血球量,血清や尿のエリスロポエチン濃度などの測定が有用である.
●二次性多血症の治療の原則は原因の除去で,必要に応じて瀉血をする.
●二次性多血症は,何らかの基礎疾患に伴ってエリスロポエチンの産生が高まった結果起こる疾患で,生理的・代償的に産生される場合と,病的に産生される場合がある.前者は組織の低酸素状態の場合で,後者は腎臓の局所性低酸素血症やエリスロポエチン産生腫瘍などによる.
●相対的多血症や真性多血症との鑑別には,循環赤血球量,血清や尿のエリスロポエチン濃度などの測定が有用である.
●二次性多血症の治療の原則は原因の除去で,必要に応じて瀉血をする.
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