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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻3号

1994年03月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のための血液疾患の理解 血小板と凝固系異常

血小板減少へのアプローチ

著者: 倉田義之1

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.540 - P.542

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ポイント
●血小板減少を惹起する病態には,ⓐ血小板産生の低下,ⓑ血小板破壊の亢進あるいは消費の亢進,ⓒ血小板の脾臓でのプーリング,がある.
●血小板減少症を鑑別診断するにあたっては,上記病態を考慮にいれ,下記に示すような各種検査をする必要がある.ⓐ各種血液検査,ⓑ骨髄穿刺・生検,ⓒ腹部エコー検査,ⓓ血小板寿命検査.
●自動血球計数器で血小板数を測定している場合には,偽性血小板減少症の可能性を考え,血液塗抹標本で血小板凝集像がないことを確認しておく必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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