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文献概要
今月の主題 臨床医のための血液疾患の理解 血小板と凝固系異常
DICと悪性腫瘍
著者: 菊池正夫1
所属機関: 1国家公務員等共済組合連合会立川病院内科
ページ範囲:P.552 - P.555
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●DIC症例には必ず基礎疾患があり,悪性腫瘍はその代表的疾患である.
●DICとは,血中にトロンビンが過剰に形成されたことを意味する.
●トロンビン下アンチトロンビンIII複合体(TAT)の高値はトロンビンの形成を,またプラスミン-α2PI複合体(PlC)の高値はプラスミンの形成を意味する.
●担癌患者はDIC準備状態と考えられ,凝固線溶系の検査(分子マーカー,血小板数など)を適宜行い,その推移により病態の把握に努めなければならない.
●DIC症例には必ず基礎疾患があり,悪性腫瘍はその代表的疾患である.
●DICとは,血中にトロンビンが過剰に形成されたことを意味する.
●トロンビン下アンチトロンビンIII複合体(TAT)の高値はトロンビンの形成を,またプラスミン-α2PI複合体(PlC)の高値はプラスミンの形成を意味する.
●担癌患者はDIC準備状態と考えられ,凝固線溶系の検査(分子マーカー,血小板数など)を適宜行い,その推移により病態の把握に努めなければならない.
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