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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻3号

1994年03月発行

今月の主題 臨床医のための血液疾患の理解

血液・造血器腫瘍のプライマー

白血病とリンパ腫の骨髄移植の現状

著者: 岡本真一郎1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.576 - P.582

文献概要

ポイント
●骨髄移植は同種移植と自家移植に分けられ,白血病では同種移植が,リンパ腫では自家移植が主として施行されてきた.
●白血病・リンパ腫に対する骨髄移植の成績は移植施行時の病期,化学療法に対する反応性に大きく左右される.
●治癒を期待するという点からは,進行病期では骨髄移植が治療の第一選択となるが,病早期では,従来の治療により予後不良と考えられる症例に対して骨髄移植が行われている.
●最近では末梢血・臍帯血を用いた同種・自家移植(や非血縁者間同種骨髄移植)も盛んに行われている.今後は,これらのアプローチの治療戦略への位置づけを明らかにする必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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