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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻4号

1994年04月発行

文献概要

今月の主題 First-line検査 一般症状からみたFirst-line検査

発熱

著者: 高野愼1

所属機関: 1東京電力病院内科

ページ範囲:P.658 - P.660

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ポイント
●発熱の原因は多様であるので,病歴,身体所見を十分に把握して,鑑別すべき疾患・病態を絞ったうえで検査を行う.
●First-line検査として,末梢血,検尿,検便,血液生化学検査,CRP,赤沈,胸部X線検査などが挙げられる.
●好中球増多,CRP上昇,赤沈亢進のみられる発熱は一般細菌感染症のことが多いが,結節性多発動脈炎などのリウマチ性疾患の可能性も考慮する.
●白血球減少を伴う発熱では,ウイルス性感染症,腸チフス,一部の重症細菌性感染症のほか,全身性エリテマトーデス,顆粒球減少症などを否定する必要がある.
●First-line検査にて鑑別すべき発熱の原因疾患を限定した後,診断確定のための検査を選定し,施行する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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