icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina31巻4号

1994年04月発行

今月の主題 First-line検査

一般症状からみたFirst-line検査

肥満

著者: 後藤尚1 小沼富男1 武部和夫1

所属機関: 1弘前大学医学部第3内科

ページ範囲:P.664 - P.666

文献概要

ポイント
●単純性肥満は,全肥満の95%以上を占める.
●単純性肥満は,症候性肥満を除外して判定される.
●肥満症は,医学管理下におかれるべき肥満例への臨床診断名である.
●各々特徴的な臨床徴候を有する症候性肥満は,全例が治療の対象となる.
●単純性肥満において肥満症と診断する根拠は,健康障害となり得る可能性を有することである.
●肥満における併発症の検索は肥満症の診断に必須であり,内科(糖・脂質代謝,循環器,呼吸器,消化器の各疾患),婦人科,皮膚科,整形外科など,多くの領域でなされる必要がある.
●体脂肪分布異常は,将来の健康障害の可能性を考慮して肥満症診断の基準にて提唱されている.
●体脂肪率のみによって判定されるみえない肥満が近年増加している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら