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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻4号

1994年04月発行

文献概要

今月の主題 First-line検査 一般症状からみたFirst-line検査

咳嗽・喀痰

著者: 藤井忠重1 田中正雄1 武田正1

所属機関: 1信州大学医学部第1内科

ページ範囲:P.681 - P.687

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ポイント
●咳嗽・喀痰の診断では,原因とともにその程度,喀出困難度および合併症の診断も重要である.
●咳嗽・喀痰の詳細な問診,理学的所見およびX線像でほぼ診断の方向が示される.
●病変の存在診断には,X線像,CT,Ga-67シンチなどが用いられ,CTは詳細な形態診断,微細病変の解析にも優れ,適応が広い.
●肺機能は,病変の重症度や部位の診断のほか,一部の疾患の診断基準や間質性病変の早期検出に用いられる.
●気管支肺胞洗浄は,起炎菌,腫瘍・特殊細胞や特殊物質の検出,細胞分画やリンパ球の解析で診断,病態解析に役立つ.
●肺生検には,経気管支,経皮,胸腔鏡下,開胸などの方法があり,症例,病変により適宜選択される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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