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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻4号

1994年04月発行

文献概要

今月の主題 First-line検査 一般症状からみたFirst-line検査

食欲不振

著者: 足立靖1 矢花剛1

所属機関: 1札幌医科大学第1内科

ページ範囲:P.698 - P.700

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ポイント
●食欲不振は主観的な愁訴で,悪心・嘔吐,腹痛などの諸症状を随伴することが多く,個人差も大きく,客観的に捉え難いことが多い.
●消化器疾患の他,広範な疾患に普遍的にみられる.
●ストレス,精神状態の影響も大きく,うつ状態に伴うことも少なくない.
●薬剤の副作用,中毒の他に,女性では妊娠による可能性もある.
●高齢者では各種悪性疾患などの唯一の初発症状であることも少なくない.
●複数の要因に基づくことが多いので,十分な問診と的確かつ細心の身体所見の把握が,検査を進めていくうえで重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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