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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻4号

1994年04月発行

文献概要

今月の主題 First-line検査 異常症状からみたFirst-line検査

乏尿・無尿

著者: 小林正貴1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.748 - P.749

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ポイント
●成人では,通常1日尿量は1,500ml前後に保たれており,乏尿(oliguria)は1日尿量が400ml以下,無尿(anuria)は100ml以下をいう.
●乏尿・無尿が急性に生じ,体液およびその組織の恒常性を維持できなくなった場合を急性腎不全,慢性にこれが生じた場合を慢性腎不全という.
●尿が正常に生成され,膀胱に溜まっていても尿流出ができない場合は,尿閉(urinaryretention)と呼ばれ,乏尿・無尿とは区別される.
●乏尿・無尿の原因は,部位別に腎前性,腎性,腎後性に大別される(表1).
●診断の手順としては腎後性を否定し,ついで腎前性と腎性の鑑別をする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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