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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻4号

1994年04月発行

今月の主題 First-line検査

異常症状からみたFirst-line検査

喀血

著者: 鈴木修治1 貫和敏博1

所属機関: 1東北大学加齢医学研究所腫瘍制御研究部門呼吸器腫瘍研究分野

ページ範囲:P.760 - P.761

文献概要

ポイント
●概念と病態生理:喀血は,出血した血液が咳嗽とともに経気道的に喀出されることと定義される.肺動静脈と気管支動静脈より形成される肺血管系は,気道や肺実質の病変によって破綻をきたし,出血して喀血をみるに至る.
●喀血を起こす疾患:大別すると,腫瘍,感染症および炎症,心循環器疾患,その他の疾患に分けられる.それぞれの疾患の原因によって,検査が選ばれる.
●臨床的鑑別:喀血と吐血の鑑別がまず必要になり,その後,原因疾患の特定を目指すことになる.検査法には,病歴,理学的所見から始まり観血的検査まで種々の検査法があり,適宜選択される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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