文献詳細
文献概要
今月の主題 First-line検査 異常症状からみたFirst-line検査
吐・下血
著者: 菅野健太郎1
所属機関: 1東京大学医学部保健センター
ページ範囲:P.762 - P.764
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●吐・下血は多くの場合大量の消化管出血を意味し,生命にかかわる緊急事態である.
●吐・下血をみたら,まずバイタルサインのチェックを行い,ショック症状の有無を把握する.
●ショック状態の患者に対しては輸液路の確保を行い,輸液・輸血によって循環血液量の回復を図る.これに対する迅速・適切な対応を怠ると,ショックから回復しても,腎不全,中枢神経傷害などの二次的傷害を残すことになる.
●これらの救命救急処置を行って状態を安定化させ,内視鏡的に出血源の検索を行う.出血が持続している場合には保存的に止血操作を行い,止血しなければ外科的に対処する.
●ショックのない患者では出血源の検索を病歴,症状などから推定し待期的に検索する.
●吐・下血は多くの場合大量の消化管出血を意味し,生命にかかわる緊急事態である.
●吐・下血をみたら,まずバイタルサインのチェックを行い,ショック症状の有無を把握する.
●ショック状態の患者に対しては輸液路の確保を行い,輸液・輸血によって循環血液量の回復を図る.これに対する迅速・適切な対応を怠ると,ショックから回復しても,腎不全,中枢神経傷害などの二次的傷害を残すことになる.
●これらの救命救急処置を行って状態を安定化させ,内視鏡的に出血源の検索を行う.出血が持続している場合には保存的に止血操作を行い,止血しなければ外科的に対処する.
●ショックのない患者では出血源の検索を病歴,症状などから推定し待期的に検索する.
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