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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻4号

1994年04月発行

文献概要

今月の主題 First-line検査 よくみる異常所見へのFirst-line検査

高脂血症

著者: 原城達夫1 馬渕宏1

所属機関: 1金沢大学医学部第2内科

ページ範囲:P.791 - P.794

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ポイント
●高脂血症とは,血清脂質のうちコレステロール(CHOL)とトリグリセライド(TG)のいずれか,もしくは両方の増加した状態である.
●高脂血症の大部分は原発性であり,遺伝子異常,またはそれに環境因子が加わって発症する.
●高脂血症の診断では,まず二次性高脂血症をきたす疾患を除外する必要がある.頻度の高いものとしては,糖尿病,甲状腺機能低下症,腎疾患(ネフローゼ症候群,慢性腎不全など),肥満,アルコール,薬物(ステロイド,βプロッカー,利尿剤など)などがある.
●高脂血症,虚血性心疾患などの既往歴と家族歴,嗜好品(喫煙,アルコール),服薬の有無などの調査も不可欠である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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