icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina31巻4号

1994年04月発行

文献概要

カラーグラフ 生検による組織診断・4

肝臓(Ⅱ)

著者: 中沼安二1

所属機関: 1金沢大学医学部第2病理

ページ範囲:P.829 - P.832

文献購入ページに移動
正常組織を知る
生検肝の正常組織像を,肝の支持結合組織成分であるグリソン鞘を中心に述べる.
グリソン鞘の主要な構成成分は,胆管,肝動脈枝,門脈枝(1個のグリソン鞘内に,各々1〜3個くらいみられる)で,いわゆるグリソン鞘の3つ組(triad)を形成している.その他,少量の線維性結合織,肝動脈枝や門脈枝の細分枝,胆管と肝細胞との接合部にある細胆管(Hering's duct),神経線維,リンパ管も存在する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?