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文献概要
カラーグラフ 生検による組織診断・4
肝臓(Ⅱ)
著者: 中沼安二1
所属機関: 1金沢大学医学部第2病理
ページ範囲:P.829 - P.832
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生検肝の正常組織像を,肝の支持結合組織成分であるグリソン鞘を中心に述べる.
グリソン鞘の主要な構成成分は,胆管,肝動脈枝,門脈枝(1個のグリソン鞘内に,各々1〜3個くらいみられる)で,いわゆるグリソン鞘の3つ組(triad)を形成している.その他,少量の線維性結合織,肝動脈枝や門脈枝の細分枝,胆管と肝細胞との接合部にある細胆管(Hering's duct),神経線維,リンパ管も存在する.
生検肝の正常組織像を,肝の支持結合組織成分であるグリソン鞘を中心に述べる.
グリソン鞘の主要な構成成分は,胆管,肝動脈枝,門脈枝(1個のグリソン鞘内に,各々1〜3個くらいみられる)で,いわゆるグリソン鞘の3つ組(triad)を形成している.その他,少量の線維性結合織,肝動脈枝や門脈枝の細分枝,胆管と肝細胞との接合部にある細胆管(Hering's duct),神経線維,リンパ管も存在する.
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