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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻5号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 外科から内科へのメッセージ 内視鏡下外科手術の現況と問題点

腹腔鏡下消化管切除術

著者: 村井隆三1 伊坪喜八郎1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第三病院外科

ページ範囲:P.913 - P.916

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ポイント
●腹腔鏡下消化管切除術の対象疾患は主に良性疾患であるが,早期胃癌,大腸癌については,粘膜内にとどまるもの(深達度m)は積極的に腹腔鏡下消化管切除術が行われるようになりつつある.しかし,粘膜下層に達するもの(深達度sm)については,いまだ議論の多いところである.
●消化管切除術の方法としては,胃楔状切除術,憩室切除術などは自動縫合器を用い,腹腔鏡下操作のみで可能である.再建を伴う胃切除術,大腸切除術では,すべてを腹腔鏡下に行うことは煩雑で時間がかかり,小開腹を併用した腹腔鏡補助下手術が現時点では有効な方法である.
●腹腔鏡下胃粘膜切除術として,腹腔鏡下に直接胃内にアプローチし,胃粘膜切除縫合術も試みられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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