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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻5号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 外科から内科へのメッセージ 内視鏡下外科手術の現況と問題点

腎・副腎摘出術

著者: 小野佳成1 大島伸一2

所属機関: 1小牧市民病院泌尿器科 2社会保険中京病院泌尿器科

ページ範囲:P.925 - P.929

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ポイント
●腹腔鏡下腎摘出術,腹腔鏡下根治的腎摘出術,腹腔鏡下副腎摘出術ともに臨床応用が開始されて2〜3年しか経過しておらず,現在,その有用性,安全性が検討されている段階にある.
●腎・副腎の摘出術は,開腹手術では大きな皮膚,筋組織の切開が必要とされるため,手術後の入院期間は2〜4週間,手術後の完全社会復帰までに1〜3カ月を要するが,腹腔鏡下手術では切開を必要としないために,入院期間は1〜2週間,完全社会復帰までの期間も2週間から1カ月と大幅な短縮が可能である.
●腎・副腎に対する腹腔鏡下手術はminimally invasive surgeryであり,今後期待される手術である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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