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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻5号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 外科から内科へのメッセージ 進歩・向上した外科手術

頸動脈狭窄症の手術(内膜摘除術)

著者: 根本ひろむ1

所属機関: 1北里大学医学部外科

ページ範囲:P.956 - P.958

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ポイント
●動脈硬化性の頭蓋外頸動脈狭窄は,わが国では少ないが,欧米では非常に多く,内膜摘除術は多数行われている.しかし,最近その有効性に疑問がもたれ,多くのprospectivetrialが行われた.
●trialの結果は,無症状例での3つのtrialでは内膜摘除術は有効1,内科的治療のみと差なしが2,うち1つは統計処理などに問題があった.
●有症状例についての3つのtrialでは,3つとも内科的治療のみとは有意差をもって,内膜摘除術の有効性が証明された.これは特に高度狭窄例で著明であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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