icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina31巻5号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 外科から内科へのメッセージ 癌の外科治療とその限界

食道癌

著者: 藤田博正1 掛川暉夫1 山名秀明1

所属機関: 1久留米大学医学部第1外科

ページ範囲:P.982 - P.985

文献購入ページに移動
ポイント
●食道癌の手術適応や術式はpreoperative stagingとrisk analysisによって決定される.
●粘膜癌で非全周性,数個以内なら内視鏡的粘膜切除術が,それ以外は非開胸食道抜去術が選択される.
●粘膜下層以上に深達する癌は,リンパ節郭清を伴う開胸的食道切除術が選択される.
●他臓器浸潤や遠隔臓器転移を有する癌は,原則として非手術的治療(照射化学療法)が選択される.
●延命とQOLの改善が期待される場合は,姑息的食道切除の適応がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?