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文献概要
今月の主題 外科から内科へのメッセージ 癌の外科治療とその限界
大腸癌
著者: 野登隆1 三富利夫1
所属機関: 1東海大学医学部第2外科
ページ範囲:P.990 - P.992
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●大腸早期癌のうちsm癌では約10%のリンパ節転移がみられる.
●リンパ節転移をきたしやすい要因としてsm 2,3の症例,脈管侵襲のみられる症例,病巣先進部の分化度が低下するもの,病巣のsizeの大きなものが注目される.
●肺,肝への血行性転移を有する大腸癌症例では,合併切除が可能ならば約30%の5年生存率が期待できる.
●直腸癌に対する機能温存手術が積極的に試みられ,人工肛門造設患者の減少,排尿障害,性機能障害が低下している.
●大腸早期癌のうちsm癌では約10%のリンパ節転移がみられる.
●リンパ節転移をきたしやすい要因としてsm 2,3の症例,脈管侵襲のみられる症例,病巣先進部の分化度が低下するもの,病巣のsizeの大きなものが注目される.
●肺,肝への血行性転移を有する大腸癌症例では,合併切除が可能ならば約30%の5年生存率が期待できる.
●直腸癌に対する機能温存手術が積極的に試みられ,人工肛門造設患者の減少,排尿障害,性機能障害が低下している.
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