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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻5号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 外科から内科へのメッセージ 癌の外科治療とその限界

転移性肝癌

著者: 嶌原康行1 小林展章1 山岡義生2

所属機関: 1愛媛大学医学部第1外科 2京都大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1001 - P.1003

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ポイント
●転移性肝癌は,原発癌の病期から見れば末期に相当するが,適応を検討すれば積極的な外科治療の対象になる.
●転移性肝癌に対する肝切除の条件は,①原発巣が根治可能である,②肝以外に転移がない,③肝転移巣が限局している,④全身状態が肝切除に耐え得る,などである.
●転移性肝癌の治療は,外科治療を中心とした集学的治療が最も望ましい.
●大腸癌,直腸癌の肝転移に対する肝切除は,特に好成績が期待できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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