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文献概要
今月の主題 外科から内科へのメッセージ 癌の外科治療とその限界
胆道癌
著者: 島田和明1 小菅智男1
所属機関: 1国立がんセンター中央病院外科
ページ範囲:P.1005 - P.1007
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●胆道癌の治療の主体は手術療法である.治療成績向上のための拡大手術としては,血管合併切除を伴う肝切除や,肝切除を伴う膵頭十二指腸切除が行われている一方,術後の消化吸収機能を考慮した幽門輪温存膵頭十二指腸切除も普及しつつある.
●姑息治療としては,胆道閉塞に対し手術的内外瘻術が行われてきたが,最近ではPTBD(percutaneous transhepatic biliary drainage)やERBD(endoscopic retrograde biliarydrainage)による侵襲の少ない内外瘻術が選択される.
●胆道癌の治療の主体は手術療法である.治療成績向上のための拡大手術としては,血管合併切除を伴う肝切除や,肝切除を伴う膵頭十二指腸切除が行われている一方,術後の消化吸収機能を考慮した幽門輪温存膵頭十二指腸切除も普及しつつある.
●姑息治療としては,胆道閉塞に対し手術的内外瘻術が行われてきたが,最近ではPTBD(percutaneous transhepatic biliary drainage)やERBD(endoscopic retrograde biliarydrainage)による侵襲の少ない内外瘻術が選択される.
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