文献詳細
文献概要
臨床医に必要な老人をみる眼・5
高齢者のパーキンソン病
著者: 圓谷建治1
所属機関: 1東北厚生年金病院神経内科
ページ範囲:P.1059 - P.1062
文献購入ページに移動 パーキンソン病は,緩徐進行性の慢性疾患である.薬物療法などで症状が改善される.対症療法であるが,生命予後は改善し,長期生存が可能になった.また,病気の進行が抑えられるという薬剤も報告され,期待が持たれている.
しかし,長期治療により,症状が多彩になり,対処すべき問題も多い.薬物治療と同様に,リハビリテーションや生活指導が大切である.生涯にわたる治療と生活指導が必要になるので,治療に過大な期待を抱かせることは避けるべきであるが,不治の病ではない.薬剤性パーキンソニズムなどのように治癒可能な疾患もある.鑑別診断が必要である.
しかし,長期治療により,症状が多彩になり,対処すべき問題も多い.薬物治療と同様に,リハビリテーションや生活指導が大切である.生涯にわたる治療と生活指導が必要になるので,治療に過大な期待を抱かせることは避けるべきであるが,不治の病ではない.薬剤性パーキンソニズムなどのように治癒可能な疾患もある.鑑別診断が必要である.
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