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今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス 臨床に役立つ栄養の基本
エネルギー代謝
著者: 鈴木裕也1
所属機関: 1社会保険埼玉中央病院内科
ページ範囲:P.1124 - P.1125
文献購入ページに移動●体内で行われている代謝活動のなかで,エネルギー消費に関する分野をエネルギー代謝と呼び,基礎代謝,作業代謝,睡眠時代謝に分けられる.
●食事摂取後に消費される熱量を特異動的作用(SDA)といい,蛋白質ではその熱量の30%,糖質で6%,脂質では4%である.
●体重の増減には熱量出納的裏づけが必要であり,肥満の減食療法中の脂肪組織1kgの減少は約6,200kcalに相当する.
●減食療法中は基礎代謝,SDAとも減少し,やせにくい代謝状態になっている.
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