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今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス 栄養素のとり方—最近の話題
蛋自質・アミノ酸
著者: 岸恭一1 六反一仁1 木戸康博1
所属機関: 1徳島大学医学部栄養生理学
ページ範囲:P.1129 - P.1132
文献購入ページに移動●蛋白質は生体内で酵素,ペプチドホルモン,抗体,血漿蛋白質,筋蛋白質,細胞膜成分などとして,代謝調節,生体防御,物質輸送,膠質浸透圧維持,運動,細胞構造維持など,生命の維持に必須の多様な働きをしている.●体蛋白質は食事中の蛋白質に由来するアミノ酸から合成されるが,蛋白質を構成する20種類のアミノ酸のうち,9つのアミノ酸は必須アミノ酸あるいは不可欠アミノ酸と呼ばれ,その含量が食蛋白質の質を決定する.●吸収されたアミノ酸の大部分は体蛋白質合成に用いられるが,そのほかクレアチン,グルタチオン,種々のアミン,プリン,ピリミジンなどの重要な窒素化合物の生成に用いられる.また,アミノ酸はグルコースやアセチルCoAに転換されてエネルギー源ともなる.
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